三日月丸のあいうえお歌☆6096

☆あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です。
6096
★はいせんほおむてのりかえ
 ときれぬゆめをつなくそら
 ましわるみちにねころひ
 あさへふやけたすもよう

廃線ホームで乗り換え
 途切れぬ夢を繋ぐ空
 交わる道に寝転び
 朝へ膨け出す模様

三日月丸のあいうえお歌☆6095

☆あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です。
6095
★まわすめへ
 よにもれとろな
 しゆんきつさ
 やみねちかえて
 のうはたけぬる
 ほこらをせおい
 ふりむくあそひ

☆回す目へ
 世にもレトロな
 純喫茶
 闇寝違えて
 脳波だけ塗る
 祠を背負い
 振り向く遊び

三日月丸のあいうえお歌☆6094

☆あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です。
6094
★ゆめのねいろにおこされ
 るつほもとかすまくらやみ
 むをえたしんひなそふりて
 うきよへぬけはちあわせ

☆夢の音色に起こされ
 坩堝も溶かす真暗闇
 無を得た神秘な素振りで
 浮世へ抜け鉢合わせ

三日月丸のあいうえお歌☆6093

☆あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です。
6093
★ゆうやけは
 おにあなさりぬ
 わたちむれ
 ふろんとからすへ
 のほるもくせい
 こえをひそめて
 つきよみしねま

☆夕焼けは
 鬼穴去りぬ
 轍群れ
 フロントガラスへ
 昇る木星
 声を潜めて
 月読シネマ

三日月丸のあいうえお歌☆6092

☆あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です。
6092
★けつしよくのふらいてえ
 あめへまねきかなをぬり
 せんこさゆうにみわたすも
 やとるむちはほろひおそれ

☆月蝕のフライデー
 天へ招き仮名を塗り
 前後左右に見渡すも
 宿る無知は滅び恐れ

三日月丸のあいうえお歌☆6091

☆あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です。
6091
★ねつのようせきにひそむ
 ゆめいろほこらへおくまり
 すわんたふるなあやかしは
 けさをえてもとれぬみち

☆熱の容積に潜む
 夢色祠へ奥まり
 スワンダフルな妖かしは
 袈裟を得て戻れぬ道

三日月丸のあいうえお歌☆6090

☆あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です。
6090
★はやりうた
 すこしおんちな
 ふあるせつと
 ゆめのほそくき
 ぬけからへむい
 ひえろをまねて
 よみにもさわれ

☆流行歌
 少し音痴な
 ファルセット
 夢の捕捉機
 抜殻へ無為
 ピエロを真似て
 黄泉にも触れ