三日月丸のあいうえお歌4914

あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ全て使い切って作る不思議な言霊の歌、現代版いろは歌です。
4914
☆つなきとめ
みちぬおそさへ
ほろひゆけ
よわいやふれた
かせをはらんて
ねむりのまえに
もうすこしあるく

☆繋ぎ止め
満ちぬ遅さへ
滅びゆけ
齢破れた
風を孕んで
眠りの前に
もう少し歩く

三日月丸のあいうえお歌4913

あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ全て使い切って作る不思議な言霊の歌、現代版いろは歌です。
4913
☆おさまらぬいちなるもり
    よふけにつとうねこのむれ
    しみへんかはてひくきたあ
    せろをゆわえほめそやす

☆収まらぬ位置なる森
    夜更けに集う猫の群
    ジミヘンが歯で弾くギター
    零を結わえ誉めそやす

三日月丸のあいうえお歌4912

あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ全て使い切って作る不思議な言霊の歌、現代版いろは歌です。
4912

☆ゆめならぬ
ほろひよりむれ
あおにはえ
てんとうせつを
まわすけしきも
やみへさかたち
こいのねふそく

☆夢ならぬ
滅びより群れ
青に映える
天動説を
回す景色も
闇へ逆立ち
恋の寝不足

三日月丸のあいうえお歌4911

あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ全て使い切って作る不思議な言霊の歌、現代版いろは歌です。
4911
★ねんころに
    えとへつふやけ
    ゆめあそひ
    みちなかはまて
    もくしするきより
    いらぬおせわの
    うたをむさほれ

 

☆懇ろに
    江戸へ呟け
    夢遊び
    道半ばまで
    目視する距離
    要らぬお世話の
    歌を貪れ

三日月丸のあいうえお歌☆4910

☆あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ全て使い切って作る不思議な言霊の歌、現代版いろは歌です。
4909
★ほしまねて
 はらむおもさへ
 ゆひをふれ
 うろあけるやみ
 たえすわんきよく
 いのちかりそめ
 にとこぬせつな

☆星真似て
 孕む重さへ
 指を触れ
 虚開ける闇
 絶えず湾曲
 命仮り染め
 二度来ぬ刹那

三日月丸のあいうえお歌☆4910

☆あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ全て使い切って作る不思議な言霊の歌、現代版いろは歌です。
4910
★のろいもやよりぬけたせは
 ふらつとほおむにしこくすえ
 てんわれるひちへさめ
 きゆうそまねあなをかみ

☆呪い靄より抜け出せば
 プラットフォームに地獄図絵
 天割れる日地へ覚め
 窮鼠真似穴を噛み

三日月丸のあいうえお歌☆4908

☆あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ全て使い切って作る不思議な言霊の歌、現代版いろは歌です。
4908
★たえすとうみをふくめて
 ねいろもらしちへはさむ
 あなぬけのわおんゆるませ
 つきよりこほれひそやかに

☆絶えず問う身を含めて
 音色漏らし地へ挟む
 穴抜けの和音緩ませ
 月より零れ密やかに