三日月丸のあいうえお歌☆4607

あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ全て使い切って作る不思議な言霊の歌、現代版いろは歌です
4607
★つよさにやむ
 おわらぬちえまけ
 としかみねころふ
 あめへのほれは
 てんきゆうをなそり
 たひするもくせい

☆強さに病む
 終わらぬ知恵曲げ
 歳神寝転ぶ
 天へ昇れば
 天球をなぞり
 旅する木星

三日月丸のあいうえお歌☆4606

あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ全て使い切って作る不思議な言霊の歌、現代版いろは歌です
4606
★あうんわけ
 たひはみちつれ
 ませむすふ
 ぬるさもやとり
 なそへよろめく
 ゆらきのえこおて
 ほしにねかいを

☆阿吽分け
 旅は道連れ
 混ぜ結ぶ
 温さも宿り
 謎へ蹌踉めく
 揺らぎのエコーで
 星に願いを

三日月丸のあいうえお歌☆4605

あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ全て使い切って作る不思議な言霊の歌、現代版いろは歌です
4605
★ほそいふてせんむとわけ
 きしゆうへおちのひこもる
 なれすめはたまあつらえ
 やみよにくろをぬりかさね
 
☆細い筆線無と分け
 紀州へ落ち延び籠る
 慣れ棲めば玉を誂え
 闇夜に黒を塗り重ね

三日月丸のあいうえお歌☆4604

あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ全て使い切って作る不思議な言霊の歌、現代版いろは歌です
4604
★ほちさたまり
 わになやむゆえ
 ふきぬれて
 ねそへるくろは
 みつあしからす
 うんめいとよひ
 けものをおこせ

☆墓地定まり
 輪に悩む故
 吹き濡れて
 寝そべる黒は
 三脚烏
 運命と呼び
 獣を起こせ

三日月丸のあいうえお歌☆4603

あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ全て使い切って作る不思議な言霊の歌、現代版いろは歌です
4603
★のめるそこへ
 ふたえひらいて
 もやあわく
 ほちをみおろす
 しせんかさなり
 まよにねむれは
 ゆきつけぬとう

☆のめる底へ
 二重開いて
 靄淡く
 墓地を見下ろす
 視線重なり
 真夜に眠れば
 行き着けぬ塔

三日月丸のあいうえお歌☆4602

あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ全て使い切って作る不思議な言霊の歌、現代版いろは歌です
4602
★すさふせへいきたもつて
 おわらぬえほんあけれは
 よとむみちゆうひにそまる
 やなかのろしをねこめくり

☆荒ぶ背へ息保って
 終わらぬ絵本開ければ
 澱む道夕陽に染まる
 谷中の路地を猫巡り

三日月丸のあいうえお歌☆4601

あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ全て使い切って作る不思議な言霊の歌、現代版いろは歌です
4601
★さよへらせんとそれて
 はねをうけつきゆひおほろ
 いすわるあめのやちまたも
 こえにふりむくみなかぬし

☆小夜へ螺旋と逸れて
 羽根を受け継ぎ指朧
 居座る天の八衢も
 声に振り向く御中主