三日月丸のあいうえお歌☆4541

あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ全て使い切って作る不思議な言霊の歌、現代版いろは歌です
4541
★もやをはき
 のみほすむけんへ
 ゆられさり
 おいたわるちえ
 てくよせあつめ
 そこなしぬまに
 とろふねうかひ

☆靄を吐き
 飲み干す無限へ
 揺られ去り
 老いた悪知恵
 木偶寄せ集め
 底無し沼に
 泥舟浮かび

三日月丸のあいうえお歌☆4540

あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ全て使い切って作る不思議な言霊の歌、現代版いろは歌です
4540
★もこのはないろおえ
 ほそみちによとむひを
 すりつふしてゆうわ
 あらためぬせけんへ
 まねかれさるきやく

☆模糊の花色終え
 細道に澱む日を
 擂り潰して融和
 改めぬ世間へ
 招かれざる客

三日月丸のあいうえお歌☆4539

あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ全て使い切って作る不思議な言霊の歌、現代版いろは歌です
4539
★ぬるいなそ
 まちへほころふ
 むりよくかん
 つのをみたさに
 あしひきすられ
 おはねやせても
 うけとめゆわえ

☆温い謎
 街へ綻ぶ
 無力感
 角を見たさに
 足引き摺られ
 尾羽痩せても
 受け止め結わえ

三日月丸のあいうえお歌☆4538

あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ全て使い切って作る不思議な言霊の歌、現代版いろは歌です
4538
★やつれたほうしよこむきに
 となりあわせのちんもくは
 みらいをまねてえすひろけ
 ゆめへぬかふるおそさ

☆窶れた帽子横向きに
 隣合わせの沈黙は
 未来を真似て絵図広げ
 夢へ糠降る遅さ

三日月丸のあいうえお歌☆4537

あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ全て使い切って作る不思議な言霊の歌、現代版いろは歌です
4537
★ほねならふひまんも
 うしろむきにそめて
 かわはよこれのちす
 おとせぬみさいるゆえ
 あへをつくたけやり

☆骨並ぶ肥満も
 後ろ向きに染めて
 川は汚れの地図
 落とせぬミサイル故
 アベを突く竹槍

三日月丸のあいうえお歌☆4536

あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ全て使い切って作る不思議な言霊の歌、現代版いろは歌です
4536
★まちはすれへやけぬくもふえ
 たわむほこをおさめねしる
 ひつきによりそいなから
 あせみとろのゆうてん

☆町外れへ焼けぬ雲増え
 撓む鉾を納め捩じる
 柩に寄り添いながら
 汗みどろの融点

三日月丸のあいうえお歌☆4535

あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ全て使い切って作る不思議な言霊の歌、現代版いろは歌です
4535
★くほんふつ
 ましようをとわれ
 ゆるやかに
 めさすみちひき
 あなへそむけて
 せおえはたらぬ
 ねいろものこり

九品仏
 魔性を問われ
 緩やかに
 目指す満ち干き
 穴へ背けて
 背負えば足らぬ
 音色も残り