三日月丸のあいうえお歌☆4400

あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ全て使い切って作る不思議な言霊の歌、現代版いろは歌です
4400
★きらひやかにまつわりあう
 ねなしくさはおいほれても
 ゆめへとろけるよたちの
 そこみせぬえんをむすふ

☆煌びやかに纏わり合う
 根無し草は老いぼれても
 夢へ蕩ける夜発ちの
 底見せぬ縁を結ぶ

三日月丸のあいうえお歌☆4398

あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ全て使い切って作る不思議な言霊の歌、現代版いろは歌です
4399
★くもをはき
 なつのとように
 ゆるむねし
 ちへいせんみて
 ひやされぬあお
 そらかけまわり
 たえすほころふめ

☆雲を吐き
 夏の土用に
 弛む螺子
 地平線見て
 冷やされぬ青
 空駆け回り
 絶えず綻ぶ目

三日月丸のあいうえお歌☆4398

あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ全て使い切って作る不思議な言霊の歌、現代版いろは歌です
4398
★むをまては
 もやせぬなつの
 ろたんちよう
 ふしきわにゆれ
 おとめくりあい
 すけえるかさね
 ほこらへひそみ

☆無を待てば
 燃やせぬ夏の
 ロ短調
 不思議輪に揺れ
 音巡り会い
 スケール重ね
 祠へ潜み

三日月丸のあいうえお歌☆4397

あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ全て使い切って作る不思議な言霊の歌、現代版いろは歌です
4397
★ゆれてためらうこよみもち
 ねりあわせさくひを
 なまぬるきほとけのろえは
 おそんにかすむしやへいふつ

☆揺れて躊躇う暦持ち
 練り合わせ割く日を
 生温き仏呪えば
 オゾンに霞む遮蔽物

三日月丸のあいうえお歌☆4396

あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ全て使い切って作る不思議な言霊の歌、現代版いろは歌です
4396
★しゆんれつに
 いのちよひたす
 くみあわせ
 おむかえまては
 ならふろほうへ
 もやるときこそ
 ねさめをぬけり

☆順列に
 生命呼び出す
 組み合わせ
 お迎えまでは
 並ぶ路傍へ
 靄る時こそ
 寝覚めを抜けり

三日月丸のあいうえお歌☆4395

あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ全て使い切って作る不思議な言霊の歌、現代版いろは歌です
4395
★こけるよも
 ひたねをぬすみ
 まちあわせ
 のりかえほおむ
 ならふてんしやは
 うそとさへつに
 めいろくれゆき

☆焦げる夜も
 火種を盗み
 待ち合わせ
 乗り換えホーム
 並ぶ電車は
 嘘と差別に
 迷路暮れゆき

三日月丸のあいうえお歌☆4394

あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ全て使い切って作る不思議な言霊の歌、現代版いろは歌です
4394
★けむるあわ
 よつゆにまきれ
 やおらもえ
 はてぬみちのり
 とくそをうすめ
 たねなしかふん
 せいさへほころひ

☆煙る泡
 夜露に紛れ
 徐ら燃え
 果てぬ道程
 毒素を薄め
 種無し花粉
 星座へ綻び