三日月丸のあいうえお歌☆6099

☆あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です。
6099
★よみてなそり
 まわるやさくれ
 ゆにはあす
 ちらせぬおとも
 ふけんかこたえ
 つきうむひめへ
 ほしのねいろを

☆黄泉でなぞり
 廻るやさぐれ
 ユニバース
 散らせぬ音も
 普賢が応え
 月産む媛へ
 星の音色を

三日月丸のあいうえお歌☆6098

☆あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です。
6098
★しよくふつて
 うもれるへやに
 おちあわせ
 ゆめのほころひ
 となえぬいみを
 ねむけからまり
 はきたすさんそ

☆植物で
 埋もれる部屋に
 落ち合わせ
 夢の綻び
 唱えぬ意味を
 眠気絡まり
 吐き出す酸素

三日月丸のあいうえお歌☆6097

☆あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です。
6097
★むねのつきはゆめ
 よまれぬせりふも
 なおさらほそみ
 あくひてたわこと
 しろをちやにかえ
 ういるすへんけ

☆胸の月は夢
 読まれぬ台詞も
 尚更細身
 欠伸で戯言
 白を茶に変え
 ウイルス变化

三日月丸のあいうえお歌☆6096

☆あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です。
6096
★はいせんほおむてのりかえ
 ときれぬゆめをつなくそら
 ましわるみちにねころひ
 あさへふやけたすもよう

廃線ホームで乗り換え
 途切れぬ夢を繋ぐ空
 交わる道に寝転び
 朝へ膨け出す模様

三日月丸のあいうえお歌☆6095

☆あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です。
6095
★まわすめへ
 よにもれとろな
 しゆんきつさ
 やみねちかえて
 のうはたけぬる
 ほこらをせおい
 ふりむくあそひ

☆回す目へ
 世にもレトロな
 純喫茶
 闇寝違えて
 脳波だけ塗る
 祠を背負い
 振り向く遊び

三日月丸のあいうえお歌☆6094

☆あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です。
6094
★ゆめのねいろにおこされ
 るつほもとかすまくらやみ
 むをえたしんひなそふりて
 うきよへぬけはちあわせ

☆夢の音色に起こされ
 坩堝も溶かす真暗闇
 無を得た神秘な素振りで
 浮世へ抜け鉢合わせ

三日月丸のあいうえお歌☆6093

☆あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です。
6093
★ゆうやけは
 おにあなさりぬ
 わたちむれ
 ふろんとからすへ
 のほるもくせい
 こえをひそめて
 つきよみしねま

☆夕焼けは
 鬼穴去りぬ
 轍群れ
 フロントガラスへ
 昇る木星
 声を潜めて
 月読シネマ