三日月丸のあいうえお歌☆6106

☆あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です。
6106
★ふゆにまよけをぬりおえ
 やとへねころひみあわせる
 はいさらほんちうめつくす
 むなしきものたそかれて

☆冬に魔除けを塗り終え
 宿へ寝転び見合わせる
 灰皿盆地埋め尽くす
 虚しきもの黄昏れて

三日月丸のあいうえお歌☆6105

☆あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です。
6105
★またらかみ
 つのはやすねを
 さくりあて
 ほろひうそふき
 ぬいこむしゆもん
 えなへよせちる
 わけめへおとれ

摩多羅神
 角生やす根を
 探り当て
 滅び嘯き
 縫い込む呪文
 胞衣へ寄せ散る
 分け目へ踊れ

三日月丸のあいうえお歌☆6104

☆あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です。
6104
★ほころへぬゆめもひきよせ
 さんいやとりねはるくちえ
 またらかみうしにのつて
 あそふむれをわけなおす

☆綻べぬ夢も引き寄せ
 三畏宿り粘る口絵
 摩多羅神牛に乗って
 遊ぶ群を分け直す

三日月丸のあいうえお歌☆6103

☆あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です。
6103
★ゆめみせぬ
 やしろへひそむ
 ふけんなら
 あたりはすれに
 おもいかさねて
 くのこつちようを
 わきまえるほと

☆夢見せぬ
 社へ潜む
 普賢なら
 当たり外れに
 思い重ねて
 愚の骨頂を
 辨える程

三日月丸のあいうえお歌☆6102

☆あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です。
6102
★おしやれにちるそらのなを
 ことたまねりあわせえかき
 ふゆもようてみつくろい
 さんほはぬけめへむすひ

☆お洒落に散る空の名を
 言霊練り合わせ描き
 冬模様で見繕い
 散歩は抜け目へ結び

三日月丸のあいうえお歌☆6101

☆あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です。
6101
★まかそらの
 やみよをはしり
 なたれこむ
 おほろわあふに
 めひうすさえも
 とんねるぬけて
 ゆきつくせいちへ

☆摩訶空の
 闇夜を走り
 傾れ込む
 朧ワープに
 メビウスさえも
 トンネル抜けて
 行き着く聖地へ

三日月丸のあいうえお歌☆6100

☆あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です。
6100
★せいちへねむりなそとらえ
 ほやけはゆめによこたわる
 あおさまてつきをぬすみ
 しもふくれのひろうかん

☆聖地へ眠り謎捉え
 ぼやけば夢に横たわる
 青さまで月を盗み
 下膨れの疲労