三日月丸のあいうえお歌☆5967

☆あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です。
5967
★かわいたみちきえぬしらせ
 ゆるむつけねをすほめ
 なそのことはもありふれて
 さまようへんろやおひくに

☆渇いた道消えぬ知らせ
 弛む付け根を窄め
 謎の言葉も有り触れて
 彷徨う遍路八百比丘尼

三日月丸のあいうえお歌☆5966

☆あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です。
5966
★よみひめて
 やえさくにほん
 せりこむわ
 おろちをはなす
 たいふうまねき
 とへるかもしれぬ
 つゆあけのそら

☆黄泉秘めて
 八重咲く日本
 競り込む輪
 大蛇を放す
 颱風招き
 飛べるかも知れぬ
 梅雨明けの空

三日月丸のあいうえお歌☆5965

☆あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です。
5965
★もうしよかたきあつはいち
 ぬらりのほせおひえるやみ
 まゆにわすれなそてさめ
 むけんへとろふねをこく

☆猛暑型気圧配置
 ぬらり逆上せ怯える闇
 繭に忘れ謎で覚め
 無限へ泥舟を漕ぐ

三日月丸のあいうえお歌☆5964

☆あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です。
5964
★ねころへぬ
 やらすのあめを
 ゆきもとり
 にけるえつれて
 ほしみわたせは
 むひようそくさい
 ふおんなかたち

☆寝転べぬ
 遣らずの雨を
 行き戻り
 逃げる絵連れて
 星見渡せば
 無病息災
 不穏な形

三日月丸のあいうえお歌☆5963

☆あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です。
5963
★やふにらみのねそうさめ
 ほろひおちるこんしきも
 たえすゆれはなへかよわせ
 ぬけまいりとてくつをあむ

☆薮睨みの寝相覚め
 滅び落ちる金色も
 絶えず揺れ花へ通わせ
 抜け参りとて靴を編む

三日月丸のあいうえお歌☆5962

☆あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です。
5962
えんにち
 めとろせをぬけ
 はいこきゆう
 ふくらむよねつ
 みそかてわたり
 すあなへもれる
 ほしやおひさま

☆縁日の
 メトロ背を抜け
 肺呼吸
 膨らむ余熱
 晦日で渡り
 巣穴へ洩れる
 星やお日様

三日月丸のあいうえお歌☆5961

☆あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です。
5961
★すてられぬかこけい
 ほうわをよせあつめ
 おそろしきまんねり
 はなもやみへとたえ
 ゆるむひのふちにさく

☆捨てられぬ過去形
 飽和を寄せ集め
 恐ろしきマンネリ
 花も闇へ途絶え
 弛む日の淵に咲く