三日月丸のあいうえお歌☆5953

☆あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です。
5953
★あめてせろぬるえんにち
 おはけやしきのよひこみ
 たわむほねをならすかふう
 もつれゆくまとりへさそい

☆雨でゼロ塗る縁日
 お化け屋敷の呼び込み
 撓む骨を鳴らす家風
 縺れゆく間取りへ誘い

三日月丸のあいうえお歌☆5952

☆あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です。
5952
★にけこんた
 よるをひきとめ
 つゆへはせ
 すくわれぬやから
 ほねておふさり
 むちもうまいの
 あしなみそろえ

☆逃げ込んだ
 夜を引き止め
 梅雨へ馳せ
 救われぬ輩
 骨で負ぶさり
 無知蒙昧の
 足並み揃え

三日月丸のあいうえお歌☆5951

☆あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です。
5951
★しやくめつをみぬき
 ちとせねころふへひ
 はなゆらすむれおり
 まよけにあうんのさる
 ほたいそわかもえて

☆寂滅を見抜き
 千歳寝転ぶ蛇
 花揺らす群れ降り
 魔除けに阿吽の申
 菩提蘇婆訶も得て

三日月丸のあいうえお歌☆5950

☆あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です。
5950
★むちをせめ
 それぬねらい
 とひこえる
 やみよへあけほの
 ふろてゆうすした
 はかなもんくに
 おまつりさわき

☆無知を責め
 逸れぬ狙い
 飛び越える
 闇夜へ曙
 プロデュースした
 馬鹿な文句に
 お祭り騒ぎ

三日月丸のあいうえお歌☆5949

☆あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です。
5949
★むきりよくのそんさいも
 なかつたことにしてわすれ
 あやまちおほえはらをみせ
 ゆめへぬけるふねひろう

☆無気力の存在も
 無かった事にして忘れ
 過ち覚え腹を見せ
 夢へ抜ける船拾う

三日月丸のあいうえお歌☆5948

☆あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です。
5948
★もしおのくに
 ほこよりたれる
 ねすみいろ
 かせてやむちへ
 はらまぬふあん
 さけめをゆわえ
 うそとつなひき

☆藻塩の国
 矛より垂れる
 ねずみ色
 風邪で病む地へ
 孕まぬ不安
 裂け目を結わえ
 嘘と綱引き

三日月丸のあいうえお歌☆5947

☆あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です。
5947
★ねんもつゆめそらへあけ
 ほころふちをみわたすさる
 おやまのとりいはてしなく
 ひきかえせぬようにむれ

☆念持つ夢空へ開け
 綻ぶ地を見渡す猿
 お山の鳥居果てし無く
 引き返せぬように群れ