三日月丸のあいうえお歌☆6975

☆あいうえお歌とは5O音46文字を重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です
6975
★そほろへあむれんけくわえ
 みやふるめをおさまらせ
 なにもきつかぬひとたちの
 ねこはすていりゆうしよ

☆そぼろへ編む蓮華咥え
 見破る目を収まらせ
 何も気付かぬ人達の
 猫バス停留所

三日月丸のあいうえお歌☆6974

☆あいうえお歌とは5O音46文字を重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です
6974
★おほろやみ
 こたまへそらす
 ふせもしのむ
 ゆめはなんにち
 きつかれぬよう
 ひねりくわえて
 さいとをあける

☆朧闇
 谺へ逸らす
 伏せ文字の無
 夢は何日
 気付かれぬよう
 捻り加えて
 彩度を上げる

三日月丸のあいうえお歌☆6973

☆あいうえお歌とは5O音46文字を重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です
6973
★おほろつき
 こしらはとうを
 またける
 あわせぬやみへ
 なれてひねもす
 ふりむくゆめよ
 えんにちのさそい

☆朧月
 ゴジラは塔を
 跨げるか
 併せぬ闇へ
 慣れて終日
 振り向く夢夜
 縁日の誘い

三日月丸のあいうえお歌☆6972

☆あいうえお歌とは5O音46文字を重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です
6972
★あやしいおをひろけうむ
 ほんねへもくるためのちす
 とこよはみせぬそわれきえ
 まゆになつてふらさかり

☆怪しい尾を広げ産む
 本音へ潜る為の地図
 常世は見せぬソワレ消え
 繭になってぶら下がり

三日月丸のあいうえお歌☆6971

☆あいうえお歌とは5O音46文字を重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です
6971
★つきよならねこむれ
 ほうわへそろいふせ
 みちるはさをあたえて
 ひやくまんのゆめも
 しすかにとおりぬけ

☆月夜なら猫群れ
 法話へ揃い伏せ
 満ちる峡を与えて
 百万の夢も
 静かに通り抜け

三日月丸のあいうえお歌☆6970

☆あいうえお歌とは5O音46文字を重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です
6970
★しゆれいにそまりふきあけ
 よのむをたはねへんろちす
 おさえぬせてめくるつみ
 ひともやわらかなほこう

☆樹齢に染まり吹き上げ
 世の無を束ね遍路地図
 抑えぬ背で巡る罪
 人も柔らかな歩行

三日月丸のあいうえお歌☆6969

☆あいうえお歌とは5O音46文字を重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です
6969
★はないかた
 せんやみあまり
 ゆめをふむ
 さくらへそろえ
 とわにのほれす
 おちぬけしようて
 ひきこもるねつ

花筏
 千闇余り
 夢を踏む
 桜へ揃え
 永遠に登れず
 落ちぬ化粧で
 引き籠もる熱